ヌワラエリヤに息づくイギリス文化
遠くへ行きたい⑨
こんにちは。
自由に渡航ができるようになったら、また行きたい私にとって「遠くて近い国」、スリランカを取り上げて暫く書いています。
初めてご訪問くださった方は、以前の記事にもスリランカの写真を載せているので、参照してくださったらうれしいです。
さて、旅のメインであった紅茶をめぐる旅は前回まででご紹介してきました。
けれど、
自然、動物、仏教聖地、親日、歴史、伝統文化、食など。。
スリランカには他にも魅力が沢山あったので、引き続きご紹介していきます♪
今日は、ヌワラエリヤの市街地をご紹介します。
ヌワラエリヤは、イギリス植民地時代の避暑地として栄えた街なので、イギリス風な建築物などが残っていて、今でも郵便局やホテルとして使用されていました。
帰国してから、NHKのプレミアムカフェ選という番組で、ヌワラエリヤが舞台で紅茶について特集されているのを観ました。初回は2016年に放送されていたようですが、再放送で昨年の2月に放送されていました。
紅茶特集にヌワラエリヤが出てきて勝手にうれしく思い、懐かしんで観ていたのですが、旅行では見えなかった風景が出てきてそれがとても印象に残りました。
その風景とは、
郵便局や銀行の、お茶の時間。
必ず毎日ミルクティーとお茶請けが職員一人ひとりに提供される・・・というもの。
午前10時や午後3時になりチャイムが鳴ると、みんなどことなく表情が緩みだして、部署の隔てなく一緒にお茶時間に。みんな本当に美味しそうに紅茶とお菓子をいただいてリフレッシュしていました。
笑顔で紅茶を受け取りしばし味わい、会話を交わしてから、次の仕事に励む姿。
なんて豊かなんだろう!!と感動してしまいました(笑)
どんなに忙しくても、いったん手を止める。
丁寧に淹れられた温かい紅茶の美味しさに一瞬誰でも顔がほころぶ。
また仕事に打ち込む。
南国らしいね、と言ってしまえばそうかもしれないけれど、この余裕。
この余裕があれば、どんな仕事でも心豊かにいい仕事ができそうだ・・・
完璧な効率性をこの部分には介入させない、イギリスからもたらされたお茶文化をスリランカの人が独自に引き継ぎ、誇りをもってその習慣を生活に生かしている。
その姿を見て、私自身の生き方を考えるきっかけにもなり、なによりお茶時間の可能性をひしと感じられました。
まさか、あの郵便局のカウンターの後ろで、そんな時間が繰り広げられていたなんて・・・!私も参加したかった(笑)
他にも茶園スタッフのお茶の時間なども取材されていて、とても面白い番組だったので、また再放送されたらぜひ皆さんにも観ていただきたいな~
⇒https://www4.nhk.or.jp/pcafe/x/2019-07-01/10/4784/2325734/
あれ、結局紅茶の話になってしまいましたね~(笑)
次回は、スリランカで出会った動物について書こうとおもいます~