象にとっての自然公園とは
遠くへ行きたい⑩
こんにちは。
自由に渡航ができるようになったら、また行きたい私にとって「遠くて近い国」、スリランカを取り上げて暫く書いています。
初めてご訪問くださった方は、以前の記事にもスリランカの写真を載せているので、参照してくださったらうれしいです。
前回は、お茶の産地ヌワラエリヤの周辺について書きました。
今回は、スリランカで出会うことができた動物について書きたいと思います。
私がイチオシの動物は、ずばり象さんです!
スリランカには、緑と水の豊かな自然が守られている国立公園が沢山あります。
場所によって見られる動物の種類やシチュエーションも違ってきますが、私が行ったのは「ミンネリヤ国立公園」でした。シーギリヤからも近いです。
ここの特徴は、野生の象たちの群れをかなりの確率で年間を通して見れることだそうです。
入場ゲートで手続きをし車を乗り換えて、川の流れに沿って車を走らせていくと、いきなり視界が開けて、広大な草地と湖に出ます。
国立公園といっても、ここではなにか敷地に柵があるわけでもないので、動物たちは食料や水場を求め、大自然を闊歩していました。周囲にも自然保護区域が複数あるので、人が住む村を渡って、隣の森に移動することもあるとか。
そういえば、以前の記事「遠くへ行きたい④」でも書きました。お宿のスタッフは家の近くを象が通りずぎるのを見たと。
この公園に来て、その話にやっと納得しました。動物たちにとって、自然公園区域と私たち人間の村という境界線はないですものね!
ガイドさんは、象をずっと観察してきているので、ここの象たちの生態についていろいろ教えてくれました。私が記憶してる範囲ですが、、
- オスメスの区別は、お尻の形(そう言われても難しい?!笑)
- オスだからといって牙が必ずあるわけではない
- 基本的にやさしい性格
- 集団生活をして、子象はみんなで守る
- とても記憶力があり賢い(人間に傷付けられた過去があると憶えている)
なので、野生の象だからといって、人をいきなり襲うことは滅多にないそうです。
ただ、例外的に攻撃的な場合もあり、念のために車のエンジンはいつでも走り出せるように切りません。
そうした対策の背景には、ある出来事が背景にあるそうです。
次回も引き続き、この公園で体験したこと、ガイドさんから聞いたお話などをご紹介しようかなと思います。