koucya_okashiの日記

お菓子と紅茶をメインに手づくりをキーワードに書いています

スリランカの紅茶産地 ”ルフナ”

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秋の空。ちょうど三年前の今頃にスリランカを訪れました

 

こんにちは。

今日は、前前回の続きで「スリランカの7大産地別」シリーズ1と題して、

まずは、標高が低く地形的に南側の「ルフナ」からご紹介したいと思います。

下の絵の一番南に位置しています。山地からは離れ、平らな土地ですので、赤道直下の強い日差しがよく当たり、茶葉はぐんぐん育ち、一年中安定した味で生産される紅茶だといわれています。

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オランダの名残を見せる観光地ゴールに近いエリア

分布地図などは、公式のスリランカ紅茶局さんのHPから参照して、私が簡単な絵にしました。

元々は、すぐ北にある「サバラガムワ(県の名前)」と同じ地区としてまとめられていたそうです。近年、スリランカ紅茶局が味の差別化を図り北と南に分けたとのこと。

スリランカ紅茶局によると、「Distinctively unique」私の解釈訳だと(他に類を見ない特徴的な味)。。いきなりざっくりしてます(笑)

確かに、茶葉自体の色味も、「濃い暗めの黒褐色」で、水色(すいしょく)も赤や橙の「ザ・紅茶色」というイメージとはかけ離れています。

味も、製造法によりますが、

ストレート向きの茶葉は、樹木やナッツのような熟成した香りがあり、味も濃くてパンチがある割には、後味に甘みを感じられます。たまに焼き栗や焼き芋の香りを思わせる茶葉にも出会い、インドのアッサムと似ている部分もありますね。

私は、カステラやクッキーなどの焼き菓子に合わせると、ほっこり感を味わえるストレートティーだと思います。もちろん、同系のナッツのお菓子を合わせても、負けないコクがあるのが魅力のひとつかなと思います。同じく甘みを持つ「和紅茶」とはまた違うパンチがあります。

そして、ミルクティー向きの茶葉では、このパンチをいかんなく発揮してくれるので、色んな使い方ができます!

ちなみに、「ミルクティー向き」とここでお伝えしているのは、茶葉から成分を抽出しやすくする為にあえて茶葉を傷つけたり細かくしたりする製法のことです。(CTC製法と呼ばれる丸い茶葉、ダストと呼ばれる細かい茶葉など)

この茶葉の製法については、次回またお話します。

とにかく、ルフナCTCなどはミルクティーにしても水っぽくならずにちゃんと、美しいミルクブラウンの水色に仕上がります。茶葉の分量目安などの表記がない商品を買う場合は、お店の人に相談してもいいし、この「ミルクブラウン」の色みを狙って自分好みの濃さを調節していくと、割と味も調います。薄すぎず濃すぎず。

そして、普段はお砂糖入れないで飲みたい派の私ですが、ルフナのミルクティーに関してはきび糖の甘みを加えたりするのも好きです。

煮出しミルクティーのチャイを作ったり、アレンジティーを作るときもこのコクが負けずに紅茶感を楽しませてくれて、ただの甘い飲み物にはさせません(笑)

主張がしっかりしているという点では、「Distinctively unique」ですね^^

私もパンチパンチ言ってる(笑)

 

長くなりました。お読みくださった方、ありがとうございます^^