セイロンティーの味はどんな味?
こんにちは。
関東も、だんだんと蒸し暑くなってきましたね。梅雨はまもなく明けるでしょうか・・
今日は、趣味で通っている紅茶教室で、フルーツティーを作りました。
フルーツの香りに包まれながら紅茶との相性を実験していく作業は、リフレッシュそのものでした!
特に美味しかったのが、グレープフルーツとのアレンジ。ほんのりと香りがうつり、時間が経つにつれて紅茶と馴染んできたので、ゆっくりと味の変化を楽しみました。
フルーツティーのアレンジでも、実はスリランカの紅茶はイイ仕事をしてくれます^^
今日は、そんなスリランカの紅茶の特徴について書いてみます。
スリランカの紅茶は、産地別に7種類あると前回の記事で書いたのですが、大きく分けると、標高の差によって3種類に分けられています。
標高が低い地域(Low Grown Tea)は、気温も高いので茶葉の生育が早く、大きな葉っぱで一年中収穫ができ、主にアッサム種が多く、コクと甘みのあるしっかり発酵の紅茶に仕上がります。
⇒サバラガムワ ルフナ
標高が600m~1200m程の中地産(Medium Grown Tea)は、中央山脈の中腹にあたり平均気温も24、25℃と温暖で気候変化も雨季乾季程度、非常に穏やかな環境で育つためか、味わいもその特徴を映しているかのようです。鮮やかで透明感のある赤色や橙色で、優しい味わいです。主張が強くない分、アレンジティーやブレンドにしてもなじみが良くて万能選手でもあります。
⇒キャンディ
1200m以上の高地産(High Grown Tea)は、スリランカで最も高い山「ピドゥルタラガラ山」を中心に連なる山脈の切り立った斜面で多くは栽培されています。
以前の記事でもお伝えしましたが、代表的なヌワラエリヤ地区では、朝晩と日中の気温差が激しく、一日に初夏と冬がやってくるようなイメージで、霧も深く立ち込めます。
この立地により、清涼感あふれる香りや程よい渋みを楽しめる紅茶が多く作られています。そのほかの高地産の紅茶も比較的、華やかな香りや程よい渋みがあって個性がしっかり出ていると思います。
⇒ヌワラエリヤ、ウバ、ウダプッセラワ、ディンブラ
今回は、ざっくりと「スリランカは標高によって大きく特徴が違う」ことをご紹介しました。
次回は、更に産地別にご紹介してみます。
もしよろしかったら、次回もごらんくださったらうれしいです^^