ローカル感あふれる町 ニゴンボ
遠くへ行きたい ⑭
こんにちは。
しばらくの間、私にとっての「遠くて近い国」スリランカについて取り上げて書いています。
今回は、町の様子についてご紹介します。
空港からも近いコロンボの北に位置する二コンボは、にぎやかな港町。
地元の人達が集まる大きなフィッシュマーケットがあります。
魚を買うと、その場で木のテーブルの上で捌いてくれます。その姿がなんともかっこいい^^男性も居ますが、市場で魚を捌いて売るのは女性が多いです。
大きな魚をおばちゃんが「どのくらいに切るの?!」と大きな声で(多分)言っている声が飛び交い、にぎやかです。でもこの暑さ、屋外で、魚大丈夫なの??と正直心配になるのですが、品を見ると、物によりますが鮮度は良さそうです!
イカとか背中がきらきらして透明度も高いし、魚の背もきらきらと青々していました。
きっと、その日の朝に着いたばかりのものが並び、その日のうちに消費されていく程、循環がいいのかな~と思いました。
なんだか、書いていたら、あの暑さを思い出してきました~汗
今日は日本も実際に暑かったですね。夏本番が着々と近づいてきています。
このあたりで美味しいもの
遠くへ行きたい⑬
こんにちは。
しばらくの間、私にとって「遠くて近い国」スリランカを取り上げて書いています。
想像以上に長編になったので、この辺りで休憩がてら、町中の様子や食べ物などをざーっと回想してみようかな♪という気分になりましたので、よろしかったらお付き合いくださいませ。
まずは、本当に美味しかったお土産おやつ、、、
ヌワラエリヤから二コンボまでの長い道中で、ここの地域で買うと美味しいよ、とお薦めされて、小さな町の道路脇にあるお店で買いました。
店員さんはスマホに夢中で、あんまり商売っ気は感じられない様子(笑)逆に買い物しやすかったです。でも、試食したら期待以上に美味しくて、お土産に小袋を大量に大人買い。特に、赤いスパイシーナッツが気に入って、自宅用は帰国後あっという間になくなりました^^
次に美味しかったのは、、
「ジャガリ」とは、孔雀椰子の花蜜を煮詰めて作られるお砂糖の塊のような物です。
なぜ「スリランカの」と言ったのかというと、インドでも同じように「ジャガリ」は売っているそうなのですが、インドでは主にサトウキビで出来ているようです。
スリランカでは、孔雀椰子の蜜で作られますが、値段がピンきり。
孔雀椰子自体が他の椰子よりも貴重だそうで、ココナツシュガーやお砂糖を混ぜずに作るピュアな「ジャガリ」は正直他のおみやげの軍を抜いて高価だったと記憶しています。だからこそ、ガイドさんの目利きがとても有り難かったし、試食も出来たので良かったです。ガイドさんも奥さんへのおみやげで買っていました。
これを小さく砕いて、紅茶のお供に少しずつかじるのがスリランカ流。
しっかりとした甘さで、個人的には黒砂糖よりも甘みを強く感じました。独特の発酵のような酸味があって、後味すっきりするような。。作る人によっても違いそうなので、次回もまたジャガリを試したいと思っています。お菓子にも使えそうです!
ちなみに上記のキトゥルパニ、ガイドさんの計らいで数種類味見させてもらう交渉をしてガイドさんの太鼓判をもらい、お土産にお持ち帰りしたのですが、
日本に帰ってきたら、タオルで包んでいたにも関わらずスーツケースの中で瓶が大破しておりました~泣。売ってくれたおじさん、ごめんよ~涙。
ヨーグルトにかけて食べるのが定番で、お宿でもよく提供されるおなじみのデザートでした。キトゥルパニは、ジャガリとはまた違い、さっぱりとしていてなんとも優しい甘みです!
次回無事に持って帰れたら、こちらもお菓子つくりに使ってみたいなと思います^^
お釈迦様への想いは
遠くへ行きたい⑫
こんにちは。しばらくの間、私にとって「遠くて近い国」スリランカについて書いています。
前回は、スリランカの古都、キャンディのお祭りやダンスについて書きました。
今回は、キャンディで訪れた仏歯寺での様子をお伝えしようと思います。
さて、翌朝は早起きして仏歯寺へ。
スリランカでは、寺院に参拝する際は、白い服(学校などの制服も上下白でした)を着ていくそうで、私も上下白っぽい服装で訪れました。が、実際は肌を露出していなければ意外と色んな服装でした。全体的に気持ち白を取り入れている感じはありましたが^^
一日3回、朝昼夜とプージャ(お祈り)の時間が決められていて、その時だけお釈迦様の歯が公開されて拝むことができるようになっていました。
スリランカの人は敬虔な仏教徒が多く、とても熱心にお祈りの時間に大集合していました。こんなに混むのは、日本では初詣くらいではないでしょうか?!
他の寺院でもそうでしたが、靴を脱いで預けてから入っていくと、すでに入り口から混雑!黄色い室内の様子が奥にちらっと見えて期待感膨らみます。
廊下に描かれた絵や装飾を見ながら、じわじわと一歩一歩進んでいき、
やっと中に入れたと思ったら、
こんな感じです^^;
あまりにぎゅうぎゅうで全体が見渡せなかったですが、結構広々としたお堂だったと思います。そのお堂にひしめく人びと。私たちのような観光客もいますが、ほぼスリランカ人だったように思います。
二階に上がるだけでもだいぶ時間がかかったのですが、スリランカの人、とても辛抱強い。。横入りしちゃう人とかもいるのだけれど、大抵ガマン。。近くの人と目が合うと、「暑くて長いよね~笑」みたいな顔で無言の挨拶を交わします。観光サイトなどでは、長蛇の列でも比較的スムーズに流れるとの事だったのですが、私たちが行った朝はそんなことなかったでした。
ズル入りしちゃっても仏様にはやく拝みたい人、
隣の人とおしゃべりしながら待ってる人、
大事そうにお供え物を抱えて静かに待っている人、
もはや行列抜けてその辺でお祈りする人、
実に色んな人びとが一同に集結していて、カオスです笑。
その人間ウォッチングがあったからこそ、私も耐えられたかな、と思います^^;
そんななか、大勢の大人たちに押しつぶされそうになりながらも、子ども達が素直に静かに並んでいる姿が意外で印象的でした。このお祈りの尊さを自然と感じる心が育っているのでしょうか。
さて二階に上がってしばらくロープに沿って進み、いよいよ仏歯の納められている金ぴかのお部屋の前まできたら、いよいよお祈りです。遠くに金の箱のようなものがありその中に仏歯が入っているそうで、そこでお供え物やお賽銭分をお坊さんに手渡して拝みます。待っている人沢山ですので、ほんのひと時です。
お供えは蓮の花だったり、食べ物だったり、はたまたお坊さんグッズだったりします。
お坊さんの新しい袈裟やかみそりなどのアメニティーが入っているそうです。
お賽銭だけじゃなく、いろんな形で気持ちを表すことが出来るのも、なんだか素敵だな~と思いました。
仏歯寺は、建築物としても内装も美しく見ごたえがあり素晴らしいのですが、やはり個人的な見どころは、人びとの仏教への信仰の篤さを肌で感じられるところだったような気がします。
キャンディペラヘラの街
遠くへ行きたい⑫
こんにちは。
しばらくの間、私にとってまた行きたい「遠くて近い国」、スリランカについて書いています。
前回の記事でご紹介した様に、スリランカでは、象は大切に扱われているだけでなく、とても身近な存在のようでした。
スリランカは主に仏教を信仰する国ですので、象は神聖な動物でもあります。
(仏陀は白い象のお姿でお母さんのお腹に宿ったといわれています)
象といえば、キャンディで行われるペラヘラ祭り!
⇒http://sridaladamaligawa.lk/Kandy-Esela-Perahara
ちょうどこれからの時期、7月か8月頃だったと思います。今年は開催されるのか。。ひっそりと行われるのでしょうか。
このお祭りは、観光サイトやパンフレットでも詳しく紹介されていますが、金ぴかな衣装をまとった象さんが、「お釈迦様の歯」を背中に乗せてキャンディの街を練り歩くというシーンが有名なお祭りです。スリランカで最大規模の仏教行事といわれています。
私がキャンディに訪れたのは9月でした。
ガイドさんに「お祭りでは、ここをパレードが通るんだよ~」とか聞きながら、でも日曜だったかな、人が多く出ていて駐車スペースがなかなか見つからずに苦戦した記憶があります。きっとペラヘラ祭りの期間は、ものすごい混雑になるのでしょうね。
このキャンディという街は、イギリス領になる19世紀初頭まで王国の首都でした。
そして、お釈迦様の犬歯がまつられていると言われている、仏歯寺(上記写真の右奥)があります。湖もあり、優雅で古都独特の風格がありました。
年間を通して伝統舞踊を鑑賞する劇場もあり、煌びやかで堂々たる雰囲気も感じることもできました。
とても迫力があって、弾けるようなダンスでした。
ダンスの間中(一時間位?)、ずっと太鼓を叩き続ける伴奏の人達がいるのですが、観ているこちらの二の腕も痛くなりそうな位、力強く演奏し続けてくれています。その誇らしげな表情がなんだか印象的でした。
お腹の底から元気になれるようなダンスショー、素敵でした!!
実はその翌日、思わぬ所で太鼓の彼と再会したのです~^^
次回は、スリランカの仏教に対する厚い信仰の様子をお伝えしようと思います。
象の家族と私たち
遠くへ行きたい⑪
こんにちは。
しばらく、また行きたい「遠くて近い国」として、スリランカについて書いています。
旅の備忘録兼ねて紹介しようと思って書き始めたら、どんどん思い出して続いています^^;が、よろしければお付き合いください。
野生の象たちに会える「ミンネリヤ国立公園」。
前回⑪の記事で書いたように、象は基本的には穏やかな性格ですが、記憶力が高くとても賢いのだそうです。そのため、良いことも悪いこともちゃんと憶えている為、ときに人間も注意して接する必要があるようです。
ガイドさんが説明してくれました。
じつは数年前、象の親子が車道を渡ろうとして、子象が車にひかれてしまう事故があったそうです。その親象は、人間に合うと威嚇するようになったとのことで、地元の人達はその象と他の象たちを認識しているようでした。
きっと、長い歴史の中でそういう事故は少なからずあったと思われます。
人と象が共生している地域では、こういう現実もあるのですね。
しかしガイドさんも地元の人達も、象たちに対して心から尊敬し愛をもって接している印象でした。それは、近くまできてもそのまま草をむしり取って食べ続けるのんびりとした象たちの姿をみても感じました。象たちが安心している…というか人間に対して好奇心を持ちながらも気にしていない素振りをしているような?
スリランカの人達が築き上げてきた関係性なのかなと思いました。
ただ、道路を渡るときは別!!さすがの象たちも車が怖いようで、渡るまでだいぶ長い時間、路肩でもじもじしてます。そりゃあ命がけですものね。
人間はもちろん一旦停止して待っているのですが、エンジンが切れないので、象たちは本当に渡っていいのか?!とドキドキしてなかなか渡ってくれないのです。一歩進んだと思ったら、腰が引けて二歩下がる。
その間、着々と車渋滞が。。
そのうち、気の短いドライバーが一台でも通過してしまうと、ますます象さん萎縮。
そのドライバーは他のドライバーに注意されて、周囲からも冷たい非難の目。
ますますの渋滞。
30分くらいは待ったでしょうか。しかし、象たちに早く渡るように促すなどは出来ません。出来ることは、ただ静かに見守ること。
この状況下でこの場には、人間の時間感覚や都合を介在させるという考えが無いことに妙に安心しました。地元の人は、こうなったら仕方ないや。と素直に自然に任せられる懐の深さがあるのかもしれません。
というか、むしろそれが自然の一部として生きるということなのかもしれません。
子象も居たので、尚のこと慎重な象家族。象の気持ちになってハラハラドキドキしながらも、みんなで応援の気持ちを送り続け、夕焼けになり始めた頃、やっと渡ってくれました^^
スリランカで象に会える場所は、他にもあります。
密猟や事故で親を失った子象の孤児院や飼いならされた象の背中に乗れるツアーなども
あります。人と共に暮らしてきた動物として、それらも貴重な良い体験になると思います。
でも、もし限りなく野生に近い状態で生活している象と出会いたいと思ったら、この国立公園は、すばらしい場所だと思います。砂埃まみれになりながら風を切って広大な草原をドライブするのもまた良かったです。
象にとっての自然公園とは
遠くへ行きたい⑩
こんにちは。
自由に渡航ができるようになったら、また行きたい私にとって「遠くて近い国」、スリランカを取り上げて暫く書いています。
初めてご訪問くださった方は、以前の記事にもスリランカの写真を載せているので、参照してくださったらうれしいです。
前回は、お茶の産地ヌワラエリヤの周辺について書きました。
今回は、スリランカで出会うことができた動物について書きたいと思います。
私がイチオシの動物は、ずばり象さんです!
スリランカには、緑と水の豊かな自然が守られている国立公園が沢山あります。
場所によって見られる動物の種類やシチュエーションも違ってきますが、私が行ったのは「ミンネリヤ国立公園」でした。シーギリヤからも近いです。
ここの特徴は、野生の象たちの群れをかなりの確率で年間を通して見れることだそうです。
入場ゲートで手続きをし車を乗り換えて、川の流れに沿って車を走らせていくと、いきなり視界が開けて、広大な草地と湖に出ます。
国立公園といっても、ここではなにか敷地に柵があるわけでもないので、動物たちは食料や水場を求め、大自然を闊歩していました。周囲にも自然保護区域が複数あるので、人が住む村を渡って、隣の森に移動することもあるとか。
そういえば、以前の記事「遠くへ行きたい④」でも書きました。お宿のスタッフは家の近くを象が通りずぎるのを見たと。
この公園に来て、その話にやっと納得しました。動物たちにとって、自然公園区域と私たち人間の村という境界線はないですものね!
ガイドさんは、象をずっと観察してきているので、ここの象たちの生態についていろいろ教えてくれました。私が記憶してる範囲ですが、、
- オスメスの区別は、お尻の形(そう言われても難しい?!笑)
- オスだからといって牙が必ずあるわけではない
- 基本的にやさしい性格
- 集団生活をして、子象はみんなで守る
- とても記憶力があり賢い(人間に傷付けられた過去があると憶えている)
なので、野生の象だからといって、人をいきなり襲うことは滅多にないそうです。
ただ、例外的に攻撃的な場合もあり、念のために車のエンジンはいつでも走り出せるように切りません。
そうした対策の背景には、ある出来事が背景にあるそうです。
次回も引き続き、この公園で体験したこと、ガイドさんから聞いたお話などをご紹介しようかなと思います。
ヌワラエリヤに息づくイギリス文化
遠くへ行きたい⑨
こんにちは。
自由に渡航ができるようになったら、また行きたい私にとって「遠くて近い国」、スリランカを取り上げて暫く書いています。
初めてご訪問くださった方は、以前の記事にもスリランカの写真を載せているので、参照してくださったらうれしいです。
さて、旅のメインであった紅茶をめぐる旅は前回まででご紹介してきました。
けれど、
自然、動物、仏教聖地、親日、歴史、伝統文化、食など。。
スリランカには他にも魅力が沢山あったので、引き続きご紹介していきます♪
今日は、ヌワラエリヤの市街地をご紹介します。
ヌワラエリヤは、イギリス植民地時代の避暑地として栄えた街なので、イギリス風な建築物などが残っていて、今でも郵便局やホテルとして使用されていました。
帰国してから、NHKのプレミアムカフェ選という番組で、ヌワラエリヤが舞台で紅茶について特集されているのを観ました。初回は2016年に放送されていたようですが、再放送で昨年の2月に放送されていました。
紅茶特集にヌワラエリヤが出てきて勝手にうれしく思い、懐かしんで観ていたのですが、旅行では見えなかった風景が出てきてそれがとても印象に残りました。
その風景とは、
郵便局や銀行の、お茶の時間。
必ず毎日ミルクティーとお茶請けが職員一人ひとりに提供される・・・というもの。
午前10時や午後3時になりチャイムが鳴ると、みんなどことなく表情が緩みだして、部署の隔てなく一緒にお茶時間に。みんな本当に美味しそうに紅茶とお菓子をいただいてリフレッシュしていました。
笑顔で紅茶を受け取りしばし味わい、会話を交わしてから、次の仕事に励む姿。
なんて豊かなんだろう!!と感動してしまいました(笑)
どんなに忙しくても、いったん手を止める。
丁寧に淹れられた温かい紅茶の美味しさに一瞬誰でも顔がほころぶ。
また仕事に打ち込む。
南国らしいね、と言ってしまえばそうかもしれないけれど、この余裕。
この余裕があれば、どんな仕事でも心豊かにいい仕事ができそうだ・・・
完璧な効率性をこの部分には介入させない、イギリスからもたらされたお茶文化をスリランカの人が独自に引き継ぎ、誇りをもってその習慣を生活に生かしている。
その姿を見て、私自身の生き方を考えるきっかけにもなり、なによりお茶時間の可能性をひしと感じられました。
まさか、あの郵便局のカウンターの後ろで、そんな時間が繰り広げられていたなんて・・・!私も参加したかった(笑)
他にも茶園スタッフのお茶の時間なども取材されていて、とても面白い番組だったので、また再放送されたらぜひ皆さんにも観ていただきたいな~
⇒https://www4.nhk.or.jp/pcafe/x/2019-07-01/10/4784/2325734/
あれ、結局紅茶の話になってしまいましたね~(笑)
次回は、スリランカで出会った動物について書こうとおもいます~