スリランカが遠くて「近い」理由
遠くへ行きたい⑯
こんにちは。
しばらくの間、私にとっての「遠くて近い国」スリランカを取り上げて書いています。
スリランカは、トルコや台湾、パラオと同じ位親日国だよ!と言われたら、へえ~そうなんだ!と思いますか?
実際、日本人の私たちにとても優しくしてくれました。
ガイドさんが居ない単独行動の時も、トゥクトゥクの勧誘を断っても、「どこから来たの?」と言われて日本と答えると目の奥が輝いて、「そうなんだね~日本人か~^^」となぜか嬉しそうとか。断った手前がっかりされると後ろめたくなったりするのですが、ここでは免罪符をもっているような、日本人であることってどれだけ優遇されているの?!って思いました。
長い移動中のドライブで、ガイドさんの口からも日本が好きと言う話、何回も聞きました。
ところで、スリランカの首都の名前は「スリジャヤワルダナプラコッテ」(旧首都コロンボの近く)。
スリランカの以前の大統領、ジャヤワルダナ氏の名前にちなんでいます。
聞きなれず、長くてなかなか覚えにくい名前ですが、私はガイドさんから聞いて旅中に完璧に覚えました。
スリランカと日本
第二次世界大戦で敗戦した日本は、サンフランシスコ講和条約で国土分断の危機にあった中、当時スリランカ代表(独立直前までイギリス領下だったため、勝戦国側)として出席していた彼が残した言葉と態度によって日本は分断されずに今に至るというエピソードです。私が学生の時には、教科書にも載っていなかったし、勉強したことがありませんでした。今の学生さんは習っているのでしょうか?
数年前に日本のテレビでもいくつか紹介されていたようで、ご存知の方も多いと思いますので詳細は省きますが、関心のある方はぜひご自身でも調べていただきたい内容です。実際の当時のスピーチも残されているようです。
そして、下記の本も分かりやすくておススメです!スリランカの文化全般についても書かれていて興味深いです。「鈴木大拙」のエピソードも素敵。。
帰国してからも度々ページをめくっています。
観光ブックでは分からない魅力が詰まっていて、写真もとても美しくて見飽きません。
スリランカに行く前に読めば、より旅が充実すると思います!
著者のにしゃんたさんも、スリランカ人で沢山情報発信されているようですので、よかったら検索してみてください^^
「相違点ではなく、共通点」
このお話、スリランカ人なら、誰でも知っているそうです。
ガイドさんの話を聞いたり、上記の本を読んだり、実際にスリランカ人に触れてみたりして、親日国というのが納得できました。
お互いに支えあっている関係性だとスリランカ国民は捉えているように思います。
日本人は細部は違えど、大元にある仏教の教えに共感できる民であろうと純粋に信じているからこそ、日本を救い、今も好意を寄せてくれるのでしょう。
私にとって、スリランカが遠くて「近い」のは、スリランカ人の日本人に対する想いの「近さ」なのだと思います。もっと言えば、未来の日本人への期待ともいえるでしょうか。
スリランカに行くことで、私個人にとっても一気に精神的に「近い国」になりました。
熱烈なラブコールをもらったような気持ちにもなりました。
日本からも、もっと近い国になっていけたらいいなと思っています。
私が今出来ること、、スリランカから学んだことをだれかと共有したり、生活に活かして楽しむことかな~?
美味しいスリランカの紅茶から始まった学びの旅でした^^
次に行く時には、繊細な部分ではあるけれど、スリランカのタミル系の人とも交流が持てたらいいなと思ってみたり。
長くなりました!!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました^^